初心者がベタの繁殖を経験して感じたこと。
ベタの繁殖を初めて体験してから早、2ヶ月余りになりました。
稚魚とは言えないほど育ち、体格のいいものは、威嚇も始めていて、
孵化から2ヶ月もたたないうちに、オスは個別に育てることになりました。・・・
毎日餌やりの時間は丁寧に稚魚の行動を確認していたのですが、
日に日に各ヒレに切れや破れが増えていて、さほどケンカもなく平穏な水槽だと思っていたのですが、
集中的に見ている時は平穏なのですが、見ていない時間が長いので、
稚魚たちの生活ぶりは、やはり小さいですけどそれなりの小競り合いがあるようで、
”もうだめかもなぁ・・・(混泳は・・・)”
と考え始めてしまったのが、孵化から45日を過ぎたあたりからでした。・・・
ベタの一番の魅力は、美しく長くのびるオスのヒレです。
メスは地味ですが結構長く伸びますが、オスにはかないません。。。
そのヒレを齧り取る・・・ いやいやかじるだけではなく食べている現場を目撃してしまいました。
”エッ!! つついているだけじゃなくて、食べている!!!!!”
そんな状態を見て見ぬふりは出来ないですよ!
そんな状態でヒレに欠損をしている個体は、1割ほどですけど、毎日増えている状態でした。
その状態では長く一緒にしておくわけにはいきません。
メスならばさほどなケンカもしないと思うのですが、オスは、そろそろ見分けがつく状態に育っているため、
別々に育てていくしかありません。
兄弟姉妹では殺し合いほどの喧嘩はしないだろうとネットでは言われていますけど、
そうはいっても、ヒレが何ヶ所も深く根こそぎ切れている個体も出てきては、そんなことも言ってはいられなくなりました。
メスと思われる個体は、身体のサイズからするとヒレの伸び方が遅いと感じられるので、
多分メスだろうということで、見分けがつかない個体は、さほどいませんでした。
約2ヶ月で、ほとんどの個体が、オスかメスか判別可能になりました。
繁殖を考えた最初からメスは、60cm水槽内で混泳させようと考えていたので、そのようにしています。
メスでも気の荒いものも居るのですが、広い水槽内で、水草も豊富に植えていて、隠れる場所も充分あるので、
ケンカになったら、隠れることが出来ると思います。
メスも、35cm水槽内でヒレが切れてしまった個体が居ます。
オスもメスのように混泳してくれるとありがたいのですが、そうはいかないのですよ・・・。
オスの数が多いので、どうするか前もって色々考えていたのですが、
このようにしてみました。
大きな容器には、26℃設定のヒーターとその温度を均一にするために水流を作る目的でエアーを入れています。

プラスチック製コップ内は周りの水温は25℃で、コップ内の水温も25℃前後を保っています。
我が家は、抜け毛が酷いワンコが居るため、容器には蓋をしています。
孵化後、2ヶ月の小魚達の餌は、朝晩2回で、
食べ残さない程度に与えています。少量の飼育水なので、水質悪化させないように、
糞や食べ残した餌などの始末は朝晩の給仕の前にスポイトで吸い取ります。
5日前後で全部水の取り換えをします。
同じ飼育水を使っていても、個体によって汚れ方が随分違うもので、
この容器の中には12個入っていますが、汚れ具合を見ながら水替えを行います。
まだ、幼さが残っているので、隣同士がオス同士なのですが、急にコップ生活にしたためもあり、
隣同士の威嚇もなく平静な仔魚達ですので、
コップには目隠しをしていませんが、今後、見えないような配慮も考えていきます。
日に20分間ほどヒレを広げる運動も兼ね、ストレスを発散させてやるためにも、
覆いを外してやらなければならなくなるのよね・・・。
オスは、本当に面倒って言えば面倒ですよ。ホント・・・。
エアーレーションは、ヒーターを入れているため、水流を作る目的で使っています。
コップ内の仔魚達にはエアーは供給していません。

↑浮き草を入れていますが、飼育水の浄化作用も兼ねていて、この浮草を寝る時に使っているようです。
ベタは身体を何かにもたれかかけて安定させて寝る習性があるようですね。
(オスは、このほかにも個別に管理している仔魚がいます。)
飼育水については、
使い捨てされる硬質プラスチックコップ720mlサイズに500mlほど入っています。
0.3%の塩を入れ、コンデショナーを入れて水を作りました。
カルキ抜きとバクテリアは画像のものです。
エアーを供給できないので、エアーが無くても働いてくれるバクテリアを使います。
(普通の水槽ではエアーを供給するため、普通のバクテリアを使っています。)
塩水を作ったのは、ヒレに傷がついている個体が居たため、病気予防の為です。
急に狭いコップ生活になってしまって可哀想ですが、身体に傷をつけてしまわないように、生活させるためには、
しょうがないことです。。。
それに、1匹になって、餌は充分食べられるようになるので、安定した生活になるのは間違いないでしょう。
ベタは、丈夫な魚ですけど、飼うのが大変な魚ですよね。
オスは1匹づつの個別飼育しか考えられなくなるし、そうなると育てられる数にも限りが出ますよね・・・
沢山世話できないですから。。。
今回は、自分で育ててきた個体なので、出来る限り育てて上げたいと思い、
頑張ることにしました。
個別にしてしまうと、魚達には平穏な日々でしょうが、飼育者にしたらとても飼うのが大変なのですよ。。。
繁殖しても、大量の稚魚が生まれるため、全てを育てられないので、
最初から考えていかなければならないですしねぇ・・・
私は、ベタの繁殖の経験は初めてですが、他の熱帯魚での繁殖経験があったので、
今回は、どうにかベタの繁殖も乗り切れましたけど、
初めて経験される方にアドバイスできるとしたら、
次のことです。
繁殖水槽は、30cm以上にしましょう。
繁殖するには、水面を揺らし、オスが作る泡巣を壊さないように、エアーレーションも極力控えなければなりません。
外部フィルターや水槽内に取り付ける各種フィルター類から出る水流などにも気を付けなくてはなりません。
泡巣が流れてしまうからです。
ベタの繁殖目的では、他の魚は混泳禁止です。
ベタのオスとメスだけにします。
私は、35cm水槽を使い水深は、12cm前後で産卵からオス親の子育てから解放するまでの約5日間は、
フィルターやエアーも使いませんでした。
その5日間は、水替えもしていません。
水深を12cm前後にする意味は、
オス親が、産卵後に卵の世話をするために、出来るだけ楽をさせてやりたいと思い、
水深を浅くしたのです。
オス親は1匹で、卵が泡巣から落ちると即拾い集めて泡巣に戻す行動を夜も寝ずに約5日間世話をするため、
飼育水が深いとヒレが広くて泳ぎが大変なオスベタの疲労を考えると、
水深は浅い方がいいのです。
飼育水は、即席に作っても大丈夫です。
こなれた水を用意する必要はありません。
その水は、カルキ抜きをしっかりして、バクテリアも入れましょう。
5日間は、酸素供給が無い状態で管理するため、酸素が無くても働いてくれるバクテリアを入れました。
ベタ専用のものです。
私が繁殖で使ったものはこちら↓

↑バクテリア
カルキ抜き&バクテリアを活性化させる↓

詳しいことは、熱帯魚カテゴリーに投稿していますが、
繁殖に使った商品名などは今回初めて投稿しています。
色々な商品が出ていますが、参考までに・・・。
酸素が無くても働くバクテリアは、私は初めて知りましたし、初めて使用しました。
成魚の1Lの小さなコレクションケースでも使用していますが、
病気もせず、元気に生活しています。
0.3%の塩水飼育は、2ヶ月の子供たちだけです。
2019.1.15現在の仔魚はこちら↓

ヒレが結構伸びが早くて、オスかメスか判別できるんですよ。
オスのヒレは先端が透けて見えるようになって、まだまだ伸びるなと感じられるのです。
《孵化後2ヶ月、3cm弱のベタ仔魚》



オス親を子育てから解放させると、後は人間の手で飼育していくことになります。
その時から、少しずつ飼育水の交換を始めました。
一気に大量に交換することは稚魚には可哀想なので、少しずつ慣れさえていきました。
そして、オス親を開放後からはエアーとスポンジフィルターを極々弱めにして使用しました。
その様子などは投稿していますので、過去記事内をご覧ください。
稚魚の飼育で一番大変な時期は、孵化してから1週間です。
インフゾリアを与えても食べているかどうか確認が出来ないほど稚魚が小さい・・・。
拡大鏡を使って稚魚の体内を確認しても食べているか分からないほど稚魚は超小さいです。
目にも見えないほどの餌を与えるってとっても難しいですよ。
与えている感がまるでないのですから・・・・
ブラインシュリンプが食べられない時期に与える餌です。
ブラインシュリンプは、卵を買って孵化させて与える生餌ですが、
稚魚は動く餌しか食べないので、約1ヶ月間は毎日この卵を孵化させなくてはならないので、大変です。
そして、餌遣りの回数も1日、7回から8回と多ければ多いほど早く成長します。
水温は28℃をキープして、生餌を与えるのです。
与えすぎて過食で死ぬことはありませんので、出来る限り回数を多くして与えます。
人工餌を混ぜたのは、1か月近くになってからでした。
なかなか食べてくれないのですが、根気よく空腹時をめがけて与えていると食べてくれるようになります。
ラミレジー、エンゼルフィッシュ、そしてグッピーやプラティのような稚魚を生む熱帯魚は、比較的簡単に育てましたけど、
ベタの稚魚はとっても大変でした。
ペアを組ませる気遣いが大変で、相性が悪いと繁殖できないばかりか、殺されかねないと言われているので、
最初は随分迷いましたし、悩みました。
メスが気に入られなくて殺されかねないオスにどういう風に接したらいいのかということです。
急に同じ水槽内に泳がせることは出来なかったので、
何日もかけて、隣同士に置いてお見合いをさせました。
気に入ってくれているかどうかはオスがメスを見て、泡巣を作るかどうかにかかってくるのです。
泡巣は卵を育てる ”ゆりかご“ なので、その泡巣を作ってくれないと、繁殖が成り立たないのです。
いくら繁殖を望んでも、オスが泡巣を作ってくれない限り、
ベタの繁殖は出来ません。
2日間、同じ水槽内にペットボトルをカットしてメスをそこへ入れ、オスに見せて、
泡巣を作るように仕向けてみても、一向に作らなかったんですよね。・・・
3日目でしたかね・・・ 立派な泡巣が出来上がっていて、
この日がチャンス!!と思いましたね。
メスの抱卵は、横にお腹が張ってくるので大体見て分かりますし、
体色にもよるのですが、横筋が入ってくるので産卵まじかになっていると目で見て分かる個体もあります。
我が家では、ダブルテールのメスが婚姻線(横縞)が出ていたので簡単にわかりました。
ショーベタのメスは、濃いブルーグリーンで婚姻線は確認できなかったのですが、
横に張り出してきたお腹を見て、そろそろかなと混泳させたら、すんなり産卵まで行きました。
どちらの場合も、オスが優しくリードしてくれたので、
ネットで語られているような、オスに体当たりされてボロボロになったり、死にそうになるということは起こらず、
とても暖かい気持ちになる産卵シーンを見せてもらったので、
この2つのカップルたちに感謝しています。
初めて、ベタの繁殖をしてみようと思われている方が居たら、
怖がらないでチャレンジしてください。
きっと、考えているよりすんなり事が運びますから。・・・
是非、沢山の方に経験していただきたいです。
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稚魚とは言えないほど育ち、体格のいいものは、威嚇も始めていて、
孵化から2ヶ月もたたないうちに、オスは個別に育てることになりました。・・・
毎日餌やりの時間は丁寧に稚魚の行動を確認していたのですが、
日に日に各ヒレに切れや破れが増えていて、さほどケンカもなく平穏な水槽だと思っていたのですが、
集中的に見ている時は平穏なのですが、見ていない時間が長いので、
稚魚たちの生活ぶりは、やはり小さいですけどそれなりの小競り合いがあるようで、
”もうだめかもなぁ・・・(混泳は・・・)”
と考え始めてしまったのが、孵化から45日を過ぎたあたりからでした。・・・
ベタの一番の魅力は、美しく長くのびるオスのヒレです。
メスは地味ですが結構長く伸びますが、オスにはかないません。。。
そのヒレを齧り取る・・・ いやいやかじるだけではなく食べている現場を目撃してしまいました。
”エッ!! つついているだけじゃなくて、食べている!!!!!”
そんな状態を見て見ぬふりは出来ないですよ!
そんな状態でヒレに欠損をしている個体は、1割ほどですけど、毎日増えている状態でした。
その状態では長く一緒にしておくわけにはいきません。
メスならばさほどなケンカもしないと思うのですが、オスは、そろそろ見分けがつく状態に育っているため、
別々に育てていくしかありません。
兄弟姉妹では殺し合いほどの喧嘩はしないだろうとネットでは言われていますけど、
そうはいっても、ヒレが何ヶ所も深く根こそぎ切れている個体も出てきては、そんなことも言ってはいられなくなりました。
メスと思われる個体は、身体のサイズからするとヒレの伸び方が遅いと感じられるので、
多分メスだろうということで、見分けがつかない個体は、さほどいませんでした。
約2ヶ月で、ほとんどの個体が、オスかメスか判別可能になりました。
繁殖を考えた最初からメスは、60cm水槽内で混泳させようと考えていたので、そのようにしています。
メスでも気の荒いものも居るのですが、広い水槽内で、水草も豊富に植えていて、隠れる場所も充分あるので、
ケンカになったら、隠れることが出来ると思います。
メスも、35cm水槽内でヒレが切れてしまった個体が居ます。
オスもメスのように混泳してくれるとありがたいのですが、そうはいかないのですよ・・・。
オスの数が多いので、どうするか前もって色々考えていたのですが、
このようにしてみました。
大きな容器には、26℃設定のヒーターとその温度を均一にするために水流を作る目的でエアーを入れています。

プラスチック製コップ内は周りの水温は25℃で、コップ内の水温も25℃前後を保っています。
我が家は、抜け毛が酷いワンコが居るため、容器には蓋をしています。
孵化後、2ヶ月の小魚達の餌は、朝晩2回で、
食べ残さない程度に与えています。少量の飼育水なので、水質悪化させないように、
糞や食べ残した餌などの始末は朝晩の給仕の前にスポイトで吸い取ります。
5日前後で全部水の取り換えをします。
同じ飼育水を使っていても、個体によって汚れ方が随分違うもので、
この容器の中には12個入っていますが、汚れ具合を見ながら水替えを行います。
まだ、幼さが残っているので、隣同士がオス同士なのですが、急にコップ生活にしたためもあり、
隣同士の威嚇もなく平静な仔魚達ですので、
コップには目隠しをしていませんが、今後、見えないような配慮も考えていきます。
日に20分間ほどヒレを広げる運動も兼ね、ストレスを発散させてやるためにも、
覆いを外してやらなければならなくなるのよね・・・。
オスは、本当に面倒って言えば面倒ですよ。ホント・・・。
エアーレーションは、ヒーターを入れているため、水流を作る目的で使っています。
コップ内の仔魚達にはエアーは供給していません。

↑浮き草を入れていますが、飼育水の浄化作用も兼ねていて、この浮草を寝る時に使っているようです。
ベタは身体を何かにもたれかかけて安定させて寝る習性があるようですね。
(オスは、このほかにも個別に管理している仔魚がいます。)
飼育水については、
使い捨てされる硬質プラスチックコップ720mlサイズに500mlほど入っています。
0.3%の塩を入れ、コンデショナーを入れて水を作りました。
カルキ抜きとバクテリアは画像のものです。
エアーを供給できないので、エアーが無くても働いてくれるバクテリアを使います。
(普通の水槽ではエアーを供給するため、普通のバクテリアを使っています。)
塩水を作ったのは、ヒレに傷がついている個体が居たため、病気予防の為です。
急に狭いコップ生活になってしまって可哀想ですが、身体に傷をつけてしまわないように、生活させるためには、
しょうがないことです。。。
それに、1匹になって、餌は充分食べられるようになるので、安定した生活になるのは間違いないでしょう。
ベタは、丈夫な魚ですけど、飼うのが大変な魚ですよね。
オスは1匹づつの個別飼育しか考えられなくなるし、そうなると育てられる数にも限りが出ますよね・・・
沢山世話できないですから。。。
今回は、自分で育ててきた個体なので、出来る限り育てて上げたいと思い、
頑張ることにしました。
個別にしてしまうと、魚達には平穏な日々でしょうが、飼育者にしたらとても飼うのが大変なのですよ。。。
繁殖しても、大量の稚魚が生まれるため、全てを育てられないので、
最初から考えていかなければならないですしねぇ・・・
私は、ベタの繁殖の経験は初めてですが、他の熱帯魚での繁殖経験があったので、
今回は、どうにかベタの繁殖も乗り切れましたけど、
初めて経験される方にアドバイスできるとしたら、
次のことです。
繁殖水槽は、30cm以上にしましょう。
繁殖するには、水面を揺らし、オスが作る泡巣を壊さないように、エアーレーションも極力控えなければなりません。
外部フィルターや水槽内に取り付ける各種フィルター類から出る水流などにも気を付けなくてはなりません。
泡巣が流れてしまうからです。
ベタの繁殖目的では、他の魚は混泳禁止です。
ベタのオスとメスだけにします。
私は、35cm水槽を使い水深は、12cm前後で産卵からオス親の子育てから解放するまでの約5日間は、
フィルターやエアーも使いませんでした。
その5日間は、水替えもしていません。
水深を12cm前後にする意味は、
オス親が、産卵後に卵の世話をするために、出来るだけ楽をさせてやりたいと思い、
水深を浅くしたのです。
オス親は1匹で、卵が泡巣から落ちると即拾い集めて泡巣に戻す行動を夜も寝ずに約5日間世話をするため、
飼育水が深いとヒレが広くて泳ぎが大変なオスベタの疲労を考えると、
水深は浅い方がいいのです。
飼育水は、即席に作っても大丈夫です。
こなれた水を用意する必要はありません。
その水は、カルキ抜きをしっかりして、バクテリアも入れましょう。
5日間は、酸素供給が無い状態で管理するため、酸素が無くても働いてくれるバクテリアを入れました。
ベタ専用のものです。
私が繁殖で使ったものはこちら↓

↑バクテリア
カルキ抜き&バクテリアを活性化させる↓

詳しいことは、熱帯魚カテゴリーに投稿していますが、
繁殖に使った商品名などは今回初めて投稿しています。
色々な商品が出ていますが、参考までに・・・。
酸素が無くても働くバクテリアは、私は初めて知りましたし、初めて使用しました。
成魚の1Lの小さなコレクションケースでも使用していますが、
病気もせず、元気に生活しています。
0.3%の塩水飼育は、2ヶ月の子供たちだけです。
2019.1.15現在の仔魚はこちら↓

ヒレが結構伸びが早くて、オスかメスか判別できるんですよ。
オスのヒレは先端が透けて見えるようになって、まだまだ伸びるなと感じられるのです。
《孵化後2ヶ月、3cm弱のベタ仔魚》



オス親を子育てから解放させると、後は人間の手で飼育していくことになります。
その時から、少しずつ飼育水の交換を始めました。
一気に大量に交換することは稚魚には可哀想なので、少しずつ慣れさえていきました。
そして、オス親を開放後からはエアーとスポンジフィルターを極々弱めにして使用しました。
その様子などは投稿していますので、過去記事内をご覧ください。
稚魚の飼育で一番大変な時期は、孵化してから1週間です。
インフゾリアを与えても食べているかどうか確認が出来ないほど稚魚が小さい・・・。
拡大鏡を使って稚魚の体内を確認しても食べているか分からないほど稚魚は超小さいです。
目にも見えないほどの餌を与えるってとっても難しいですよ。
与えている感がまるでないのですから・・・・
ブラインシュリンプが食べられない時期に与える餌です。
ブラインシュリンプは、卵を買って孵化させて与える生餌ですが、
稚魚は動く餌しか食べないので、約1ヶ月間は毎日この卵を孵化させなくてはならないので、大変です。
そして、餌遣りの回数も1日、7回から8回と多ければ多いほど早く成長します。
水温は28℃をキープして、生餌を与えるのです。
与えすぎて過食で死ぬことはありませんので、出来る限り回数を多くして与えます。
人工餌を混ぜたのは、1か月近くになってからでした。
なかなか食べてくれないのですが、根気よく空腹時をめがけて与えていると食べてくれるようになります。
ラミレジー、エンゼルフィッシュ、そしてグッピーやプラティのような稚魚を生む熱帯魚は、比較的簡単に育てましたけど、
ベタの稚魚はとっても大変でした。
ペアを組ませる気遣いが大変で、相性が悪いと繁殖できないばかりか、殺されかねないと言われているので、
最初は随分迷いましたし、悩みました。
メスが気に入られなくて殺されかねないオスにどういう風に接したらいいのかということです。
急に同じ水槽内に泳がせることは出来なかったので、
何日もかけて、隣同士に置いてお見合いをさせました。
気に入ってくれているかどうかはオスがメスを見て、泡巣を作るかどうかにかかってくるのです。
泡巣は卵を育てる ”ゆりかご“ なので、その泡巣を作ってくれないと、繁殖が成り立たないのです。
いくら繁殖を望んでも、オスが泡巣を作ってくれない限り、
ベタの繁殖は出来ません。
2日間、同じ水槽内にペットボトルをカットしてメスをそこへ入れ、オスに見せて、
泡巣を作るように仕向けてみても、一向に作らなかったんですよね。・・・
3日目でしたかね・・・ 立派な泡巣が出来上がっていて、
この日がチャンス!!と思いましたね。
メスの抱卵は、横にお腹が張ってくるので大体見て分かりますし、
体色にもよるのですが、横筋が入ってくるので産卵まじかになっていると目で見て分かる個体もあります。
我が家では、ダブルテールのメスが婚姻線(横縞)が出ていたので簡単にわかりました。
ショーベタのメスは、濃いブルーグリーンで婚姻線は確認できなかったのですが、
横に張り出してきたお腹を見て、そろそろかなと混泳させたら、すんなり産卵まで行きました。
どちらの場合も、オスが優しくリードしてくれたので、
ネットで語られているような、オスに体当たりされてボロボロになったり、死にそうになるということは起こらず、
とても暖かい気持ちになる産卵シーンを見せてもらったので、
この2つのカップルたちに感謝しています。
初めて、ベタの繁殖をしてみようと思われている方が居たら、
怖がらないでチャレンジしてください。
きっと、考えているよりすんなり事が運びますから。・・・
是非、沢山の方に経験していただきたいです。
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