ベタのフレアリング
同種の魚、特にベタのオスを見るとヒレを目一杯広げて威嚇を始めます。
これをフレアリングといいますが、
オスは、孵化後3ヶ月もすると、早いものでは泡巣も作り始めるものもで始め、
個別に飼育しなければ喧嘩するため、ヒレがボロボロになってしまいます。
観賞魚であるベタの一番大事なヒレを傷つけないためにも、
個別に飼わなければなりません。
そして、その綺麗なヒレを保持するためにはヒレを目一杯広げて威嚇する姿を、
毎日10分から20分、ストレス解消も込めて、行わせることが必要のようです。
美しく伸びて来るまだ孵化してから3ヶ月に満たないのですが、
随分綺麗なヒレになってきました。




互いの姿を見て威嚇しあう2匹の姿。
この時に目いっぱい広げ合うヒレを鑑賞するのが飼育者として一番の楽しみでもあります。



我が家には、オスが多数居るため、コレクションケースの間に自作の仕切り版をしていて、
1日2回ほどその仕切り版を外して、互いの姿を見せて、運動をしてもらっています。
この仕切り版は、販売もされているのではと思いますが、
ラミネートフィルムにコピー用紙を挟みアイロンでプレスするという簡単なもので代用しています。
仕切り版の色は、黒や、何かプリントしたものではなく、
白いものがいいと思います。
色々試したのですが、黒や色があるものは、水槽内にいるベタ自身の姿を映してしまうのです。
ベタは、うっすらと影が映るだけでも威嚇する姿を見せるため、
コピー用紙(白色)が一番いいという結果になりました。
水槽の壁になる部分だけではなく底部分も鏡のようになって姿を映し出すことがあるので、
そこにも紙を敷いています。
《経験したこと》
飼いだして間もないころに、真横になってヘロヘロになって横たわってしまって、
水質が合わなくて死んでしまうのではと思って見ていたら、
底に威嚇しているのでした。
上から見てみると、底面にオスの姿が鏡のように映っているではありませんか!
底面には黒っぽいヒーターを敷いているため、透明の底の水槽だった為、
その面に姿が写り込んでいたのです。
最低でも2日間は、横泳ぎしかしていなかったので、
その間、ずっと自分の姿をほかのオスと誤解して、
全力でヒレを広げ続けて威嚇していたため、
体力を消耗してヘロヘロになっていたと思われます。・・・
慌てて、白い紙を敷いたところ、正常に落ち着いて泳げるようになったのです。
人間が見ている場所には彼らの姿などどこにも写り込んで見えないのですが、
水槽内に暮らしている彼の眼には、何面体ものガラスがあるのですから、
鏡のように写り込むことがあるのですよ。
これをきっかけに、色々な仕切り版を試作して行きついたものが、
色のない白い無地のコピー用紙になったのです。
ベタは小さなコップでも飼えるという熱帯魚ですが、環境があれば大きな水槽で飼うのが一番いいと思います。
でもオスは複数混泳が出来ないので、オス1匹で30cm水槽で飼うのが贅沢ですが、
一番環境にもいいと思います。
30cmくらいの水槽ですと、エアーレーションも出来、ろ過もつけられ、
水替えも週1度から10日に一度くらいでとても楽に管理できるはず。
オスはヒレが大きいので泳ぎが苦手で、その為水流に弱いので、スポンジフィルターなど付ける場合は、
強くしないように気を遣わなければなりませんが、
フィルターはあった方が管理がとても楽になります。
我が家では、オスはコレクションケースという小さな水槽で個別に飼っていますけど、
たまに60cm水槽に移してやり、広い場所で泳がせてやっています。
オスは、ヒレが大きく泳ぎが下手ですけど、
下手ながらも美しく優雅に泳ぐ姿を見ることが出来て、イイかなと思っています。
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